2021年11月08日
サイト売買において、重要となるステップで、「サイト移管」作業がございます。
こちらサーバー会社の登録名義変更や、SSL化、広告の貼り替えなど多岐にわたる作業があり、また、抜け漏れがあると、サイト収益に大きく影響がございます。
「サイト引越し屋さん」を運営される、株式会社DPパートナーズ様に今回インタビューを実施させていただきました。
サイト移管の基本的な内容から、具体的な事例などを中心にお話いただきます。
Contents
サイト引越し屋さんとは?
株式会社DPパートナーズが運営する「サイト引越し屋さん」は対応実績に関しては、2020年1月に4周年を迎え、おかげさまで累計の対応サイト数は2,000件を超えました。
「サイトの移転にお困りの方を1人でも多く救いたい」そういった思いで運営しております。
昨今ではブログを活用した副業ブームやサイト売買のトレンドもあり、サイトの引越しに関するご相談が増えております。
サイト移管とは何か?
弊社はWordPressというCMSを中心に取り扱っております。具体的には、
①サーバー移転(WordPress同士の引越し)、②無料ブログからWordPressへの移転、③WixやJimdoなどのHP作成ツールからWordPressへの移転などを代行しております。
その他、ドメイン移管、リダイレクト、SSL化、広告の張り替えなどサイトの引越しに関係するオプションサービスもご提供しております。
ワードプレスについて教えてください
WordPressは、世界の誰もが無料で利用できるブログ作成・ホームページ作成のためのシステムです。
利用するには、独自ドメインとサーバーの準備が必要です。
無料ブログやHP作成ツール(WixやJimdoなど)と違い、完全にあなたのサイトになるのが特徴。そのため、急なサービスの規約変更などに左右されません。
テンプレートやデザインのカスタマイズが自由自在で、検索結果でも上位のほうにはWordPressサイトが位置することも多いです。
その柔軟性や信頼性のため、ユーザー数は多く世界のサイトの約4割がWordPressで作成されています。
ワードプレスのサーバー移転で気を付けること
WordPressのサーバー移転で気を付けていただきたいことは3点あります。
「サーバー選定」「サーバー仕様とWordPress環境のチェック」「移転方法」です。
まず「サーバー選定」に関しては、サイトのPV数やデータ容量、表示スピードなどを考慮して移転先サーバーを選定するようにしてください。
誤った選定をしてしまうとサイトの表示スピードが落ちる、サイトが表示されなくなるなど、SEO評価が下落してしまう危険性があるので注意が必要です。
次に「サーバー仕様とWordPress環境のチェック」については、現在お使いのサーバーの仕様(PHPのバージョンやDBの種類など)と、移転先サーバーの仕様を揃えるようにしてください。異なった仕様で移転するとWordPressが正常に動かなくなる可能性があります。また、WordPressの環境(本体、プラグイン、テーマのバージョン)にも注意が必要です。
あまりに古過ぎるバージョンだと移転先サーバーで正常に動作しない可能性もあるため、移転と合わせてバージョンアップするなどメンテナンスも視野に入れてください。
最後に「移転方法」については、プラグインを使用して移転するか手動で移転するかの2種類があります。プラグインは手軽かつWebの知識がなくとも移転できる可能性がある半面、環境によってはプラグインが正常に動作しなかったり、データに漏れが起きることがあります。
逆に、手動で移転する場合は手間と技術が必要なものの、確実にすべてのデータを移行することが可能です。
どちらの方法で移転するかは、予算や状況に合わせて検討するようにしましょう。
SSL設定について教えてください
SSLとは、インターネットを介してWebサイトを閲覧する際にセキュリティの高い暗号化通信ができる仕組みのことです。
WebサイトのSSL(https)は、近年Googleからも設定を推奨されています。SSL化せずにhttpのまま放置すると、ユーザーがWebサイトを閲覧した際に警告メッセージが現れます。
そのため、ユーザーは安心して訪問できずに機会損失になりかねません。SSL化は、Webサイト運営で必須の作業と言えます。
サイト運営で気を付けること
サイト運営では、特にレンタルサーバー選びを慎重に行いましょう。障害などのトラブルが少ない安定感のあるサーバーを選ぶのがお勧めです。
固定費を抑えるために利用料金のみでサーバーを選ぶと、実は低スペック(表示スピードが遅い、セキュリティが甘い、障害が多い、バックアップ機能が無い)だったり、サービス自体が終了になる可能性もあります。
そうなると、結局はサーバーの引越しが必要になり…大きなコストが発生してしまいます。
特にサイト運営に慣れていない場合は、無理にサーバー費を節約せず、総合的に安心感のあるサーバーを選んでおくと良いですね。
サイト移管、こんな事例がありました
過去にお付き合いした事例の中で印象的だった案件につきまして、下記のようなものがありました。
・1プロジェクトで160サイト以上の移転を同時にご依頼されたケース
・月間PV数が3,000万を超えるサイトを移転するケース
・合計コンテンツ数が20,000ページを超える大規模サイトを移転したケース
その他、公開できる事例についてはこちらのページにまとめております。
ご興味あればご覧になってみてください。
https://site-hikkoshi.com/voice/
サイト売買をされる方にアドバイス
サイトを譲渡されましたら、セキュリティ対策やバックアップ対策も検討したほうが安心です。今まで多くの移転に携わってきましたが、意外に疎かになっているサイトが多いです。WordPressはソースコードが公開されていてユーザー数も多いため、外部攻撃の標的になりやすい側面があります。
そういった事情もあり、WordPressでは定期的なバージョンアップが行われています。
利益を生み出してくれるサイトにとって、コンテンツ作成やSEOといった”攻め”だけでなく、セキュリティ対策やバックアップ対策とった”守り”も意識していただきたいポイントです!
ぜひ、サイトのお引越しに関わることでお悩みありましたらお気軽にお問い合わせください!
株式会社DPパートナーズ
最高顧客責任者(CCO)
渡辺 慎也
早稲田大学卒。お客様の疑問や質問には私がお答えいたします!
毎朝の運動と毎晩の読書が日々の習慣です。
サイト引越し屋さん
https://site-hikkoshi.com